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自意識をひっぱたきたい

自分は異様に空気が読める人間だと思っていたけど、読んでいたのは過剰な自意識でした。

ひきこもりロック

ロックなひきこもりの歌を見つけたので紹介。

 

 

サイモン&ガーフィンクルの『I am a rock』です。

 

 

 

I Am a Rock - Simon & Garfunkel Lyrics - YouTube

 

僕風に和訳してみました。

 

『陰鬱な12月の寒いある日  

 

僕は独り、窓から、下に広がっている道を見つめていた

 

雪が静かに道を白く覆っていく

 

僕は岩石だ  僕は孤島だ

 

僕は壁を創った  誰も受け付けない頑固な要塞さ

 

友情なんて必要ない  それが痛みを引き起こすことを僕は知っている

 

お笑い草の友情ごっこが!

 

僕は岩石だ 僕は孤島だ

 

愛なんて語るなっ!

 

僕はそれを昔聞いたことがあるぞ  もう記憶の底で眠ってるけどね

 

僕は目覚めさせたくない  そんな死に失せた感情を

 

愛さなければ、泣かずに済むんだ

 

僕が岩石だ  僕は孤島だ

 

僕は本を持っている  詩は僕を守ってくれる

 

僕は鎧で守られてるんだ  自分の殻に閉じこもってやる

 

母胎の中にいれば安全だ

 

僕は誰にも触れないし、誰も僕に触れない

 

僕は岩石だ  僕は孤島だ

 

岩石となった僕は痛みを感じない  孤島となった僕は泣かない

 

 

捻くれてて、いい歌ですね…。笑

 

友情やら愛やら、僕もそういうことに懐疑的です。

 

『友情ってなんなんだ。愛ってなんなんだ。』

 

人と接すると、そんなことばかり考えてしまいます。

 

友達が自分に接してくる度に

 

『これは友情が動機になっているのか?それとも何かの利益目的か?』

 

そんなことばかり考えてしまう。

 

愛に関しても同じ。

 

そんなことばかり考えてるから、周囲の人間の友達関係や、カップルなどが偽りのものに見えてくる。

 

リア充爆発しろっ!』

 

っていう気持ちには、そんな偽りのものをぶっ壊したくなる気持ちがあるのだと思う。

 

It's laughter and it's loving I disdain (お笑い草の友情ごっこが!

 

Don't talk of love (愛なんて語るなっ!

 

これって結局、今で言うところの

 

リア充爆発しろっ!』

 

ですよね。笑

 

そんな風に、自分が傷ついた経験から、安っぽい友情やら愛やらを嫌悪し続けると、知らないうちに、自分の中に芽生えている他者への友情や愛をも嫌悪してしまう。

 

それを決して外に出さないように必死に努力する。

 

If I never loved I never would have cried (愛さなければ、泣かずに済むんだ)』

 

これはそんな状態の象徴的な言葉だろう。

 

自分が傷つくことを避けるために、愛さないように努力してしまう。

 

そんな努力をした結果どうなるのか。

 

Safe within my womb    I touch no one and no one touches me 

母胎の中にいれば安全だ 僕は誰にも触れないし、誰も僕に触れない)』

 

愛さないように努力している自分を、母胎の中にいる赤ちゃんで例えてしまう。

 

母胎っていうのは、お母さんが無力な自分を守ってくれている場所で

 

そこはこれ以上に無い愛に包まれている場所の象徴なんだと思う。

 

結局、自分が傷つくのを恐れて、愛することを避けようと努力した結果、

 

一番愛に包まれている場所をイメージしてしまうのだ。

 

これは僕の対人関係にも表れているかもしれない。

 

いつだって友情を疑っているし、いつだって愛情を疑っているのに、

 

僕は初対面の人に自分の傷ついた経験を語ったり、人生の意味などの重い話をしようとする。

 

会ったばかりの人にこんな話をしたくなるなんて、他者との距離感覚が無くなっているのかもしれない。

 

相手と自分の距離をゼロにしようとしている自分がいる。

 

それこそ、母胎とその中で守られている無力な自分のような関係性だ。

 

僕は、自分の母胎となってくれる人間を探しているだけなのかもしれない。

 

 こんなにも愛を求めている自分を隠しながら

 

『俺は友情や愛なんて信じない!』

 

って思い込み続けるのは、とても辛いことだろう。

 

『I am a rock』は、そんな強がりな人間の歌だ。

 

だから、僕はこの歌の信者になってしまったら、そこには救いが無いと思う。

 

この歌の信者になる限り、自分に嘘をつきながら生きていかなければならない。

 

そんな救いの無い生き方は嫌だ。

 

でも、友情や愛を信じることの怖さを知ってるから、

 

そう簡単に自分の中に芽生えている友情や愛を直視することも難しい。

 

それを外に出すことなんて尚更だ。

 

自分に芽生えた感情を素直に表現することには、必ずリスクが伴う。

 

相手に受け入れられるか受け入れられないかは、表現してみないとわからない。

 

表現したことが受け入れられなかった時、自分の殻に閉じこもりたくなる。

 

そんな時に、この『I am a rock』は自分の心を癒してくれるのではないだろうか。

 

そんな時は、思いっきり

 

I am a rock !I am an island !

 

という言葉に浸りたい。

 

この歌は、自分が相手に受け入れられなかった時の逃げ場になる。

 

逃げ場を保障してくれるのだ。

 

逃げ場が保障されていたら、ほんの少しは自分の素直な感情を表現するリスクを受け入れる気も出てくる。

 

そんな風に『I am a rock』という歌を位置づけながら、この歌と付き合っていくと、生きていく糧になりうるのではないかな、と思った。

 

 

人生は痛いという当たり前のことを遂行する手助けをしてくれる。

 

 

『I am a rock~! I am an island~!』

 

 

 

 

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