自意識をひっぱたきたい

自分は異様に空気が読める人間だと思っていたけど、読んでいたのは過剰な自意識でした。

冷蔵庫で腐ったキャベツが花を咲かせた

冷蔵庫の中を整理しようと思い、冷蔵庫を開けたら、1か月くらい前に買ったキャベツが花を咲かせていた。

 

 

f:id:erousu:20140507052253j:plain

f:id:erousu:20140507052307j:plain

 

ピカッ

f:id:erousu:20140507052225j:plain

 

 なんて綺麗なことでしょう。

 

腐ったキャベツがこんなに綺麗な花を咲かせるとは。

 

 

キャベツさんは、土の中から生まれ、農家の人に丹念に育てられた。

 

そんなキャベツさんは立派に成長すると、農家の手を離れ、自らを売り出すのである。

 

そこでは、色や形や味などの基準によって評価され、イイモノから順番に買われていく。

 

このキャベツさんは僕に買われた。

 

その時は選ばれたと思って喜んでいたのかもしれない。

 

でも僕は、結局キャベツさんを相手にしなかった。

 

このキャベツさんは僕を魅了しなかったのだ。

 

相手にされなくなったキャベツさんは、冷蔵庫の中にひきこもり腐っていくのである。

 

裏切った僕を憎みながら。

 

 

あぁ…、このキャベツさんはまるで僕のようではないか。

 

中学でも高校でも大学でも社会でも、外見やら頭の良さやら運動神経やらファッションセンスやら、いろいろな外面的な基準によって人間は評価される。

 

評価の高い者から順に、人が近寄ってくるのである。

 

レベルの低い僕には、なかなか人は近寄ってこない。

 

その中でも近寄ってきてくれる人間がいてくれて、救われたような気持ちになったと思いきや、評価に値しない人間と思われた瞬間にどんどん打ち捨てられていく。

 

結局は人間なんて裏切る生き物なんだと憎しみを抱きながら、人との接触を断ち、ひきこもる。

 

冷蔵庫の中にひきこもったキャベツのように、僕は腐っていっているのかもしれない。

 

 

そんなことを考えると、冷蔵庫にひきこもって腐りつつも、綺麗な花を咲かせたキャベツは僕の希望かもしれない。

 

ひきこもっていても、きっと花を咲かせることはできるのだ。

 

そんな希望を感じながら、腐ったキャベツが咲かせた花を見ると、一段と綺麗に見えるのであった。

 

腐りつつあるキャベツである僕も、花を咲かせられるように頑張ろう。